俺の進路が決まりましたのでご報告致します。
え〜、結局、今の大学に残ることになりました。
「じゃあ、仙台の方は落ちたんだな」ってことになるでしょうけど、
まあ、目当ての研究室は落ちたんですが、追加合格とか言って、
「他の研究室だったら入れるよ」と言われたわけです。
いやあ、俺は嬉しかったね。
いかにも俺らしい、オチの付いた結果だったもんで。
むしろ最高の結果だと思いました、ある意味。
ただ、選択肢は与えられたのは良かったんですが、それのせいで悩みに悩みました。
そりゃあもう、定期試験の勉強が全くできないほどに。
つーか、追加合格ってのを聞いた瞬間は、
「あ、じゃあ仙台いこ」って思ったんですよ。
だって、旧帝大だし、学費安いし、場所は良いし、松島は近いしさぁ。
ただ。
ただ、よく考えてみれば、向こうに行くとなると、有機化学はできないですし、
就活するとなれば、最悪の場合、2年間、俺は何の実力もつかないまま
卒業してしまうことも十分に考えられたんですよ。
そりゃあ、選り好みしなきゃ大学名のブランドだけで就職できるらしいんだけど、
それって実は今の時点でもそうなんですよ、薬剤師ってのは。
正直、今、調剤薬局とかに就職して真面目に働いてれば、たとえこの先薬剤師が
飽和しても、リストラとかされずに幸せに暮らしていけると思うんですよね。
なのに、なぜ大学院に行くのか。
その答えは、簡単に言えば、有機化学がしたいからですし、
難しく言えば、何か1つの学問を究めたいからなわけです。
(ああ、もちろん、修士出たくらいじゃ究めたことにはならないってのは、
最近わかってきたけど、究めた姿を目視することはできるかなと思うんです。)
「じゃあ、今の大学に残るしかねーわなー」と普通だったらなるんでしょうが、
ここで、俺はさらに悩んだわけですよ。
その理由は、「セレンディピティ(偶然の幸運に巡り合う能力)」と
「なるべく不確実な未来を選ぶ」という、俺が大事にしてる2つのドグマ(教義)
でして、ゆやあ、「仙台に行った方が摩訶不思議アドベンチャー」なわけです。
と、ここまでをまとめましょう。
今の大学=やりたい有機化学を究める道
仙台=未知への冒険ができる道、+金、+場所、+ブランド
周りからは、「ブランドを蹴って有機化学を選んだ」って言われたり、
親には、「やりたくないことをイヤイヤやるより、やりたいことやれよ」
って言われたりするんですけど、それはどっちも違うんですよね。
何が違うって、「俺は有機化学以外にも結構興味がある」ってことです。
みんな、俺の興味は有機を100としたら、他は0〜20くらいだろうと
思ってるのかもしれませんが、俺としては「有機が100、その他が80」なんです。
あ、ちなみにその20の差はマクマリーをまとめてたことによる差ですけど。
でさー。
今の大学=やりたい有機化学を究める道
仙台=未知への冒険ができる道、+金、+場所、+ブランド
こう↑書いたら、普通、仙台を選ぶわけですよ。
先生にも、「普通は仙台を選ぶよ」って言われたし。
でも結局、俺が選んだのは、今の大学に残る道なわけ。
そこにどんな考えがあったかと言えば、
答えは「ウェブ時代 5つの定理」に書かれていた、この言葉なんです。
君たちの時間は限られている。
その時間を、他の誰かの人生を生きることで無駄遣いしてはいけない。
ドグマにとらわれてはいけない。
それでは他人の思考の結果とともに生きることになる。
他人の意見の雑音で、自分の内なる声を掻き消してはいけない。
最も重要なことは、君たちの心や直感に従う勇気を持つことだ。
心や直感は、君たちが本当になりたいものが何かを、
もうとうの昔に知っているものだ。
だからそれ以外のことは全て二の次でいい。── スティーブ・ジョブズ
・・・というわけで、俺は全ての理屈、論理、意見を飲み込んで、
ただ1つのことだけをイメージしました。
今の大学に残って2年たった時の自分の姿。
仙台に行って2年たった時の自分の姿。
成りたいのはどっちか。
そしたら俺の直感が、いや、俺風に言うと、"ひも"が「今の大学に残れば?」
って言ったわけですよ。
これで大丈夫。
ちょうど、競馬が当たる時の感覚ですから。
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Author:yamakido
薬学部の修士1年生やってます。
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